彼岸

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    母方の伯母が鬼籍に入って、一年経ちます。

    クリスチャンだった彼女に

    仏教的な年忌は無関係なのだけれど、

    世の中的にはお盆やお彼岸は

    この世を去った人を思い浮かべる時期ですね。

     

    人生は波瀾万丈の長編小説です。

    とはいえ、

    小説の真っ只中にいるあなたや私は

    物語の主人公であるが故に、

    自分がどれほど得がたい体験をしているか

    気づきにくいのではないか・・・

    なんて思います。

     

    伯母は血縁だし心理的な距離も近いし

    客観的に見ることが難しかったけれど、

    ずいぶん面白い(興味深い)人生を過ごしたと

    今さらながら思います。

     

    以前の記事 記憶 に書いたように、

    私の親戚関係は、数も少ないし付き合いもあっさり。

    一人っ子でもヒトリモノでもあるので、

    「お淋しいでしょう・・・」

    そんな言葉をかけていただくことが

    今までの人生で多々ありました。

     

    そうなのかな?

     

    種の保存という観点から言うなら、

    血筋(子孫)が増えていかなければアウト。

     

    はたまた視点を宇宙に移してみれば、

    私が属している小枝の周りには

    広々と茂っている無数の小枝や大きな枝を

    見ることができるでしょう。

    全ての小枝や大きな枝は、

    実は私と繋がっていることも理解できるはず。

    宇宙が織りなすタペストリーは、

    私自身でもあるのですね。

     

    ・・・そんなことを思ったりしています。

    もしかしたら、負け惜しみに見える?

     

    ところでお墓へ行くときは、

    伯母の墓前でクッキーを食べて

    ひと休みすることにしています。

     

    ところが

    海を眺めてボンヤリしていると、

    追い立てるように必ず雨が降り出すのです。

    せっかちな伯母らしいなあ。

     

    来月も小樽へ行こうと思います。

    墓参は旅行の口実でもあり、

    秋の北海道が楽しみです。

     

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