慣習

  • 2017.12.05 Tuesday
  • 13:00

コミュニティ(地域社会・会社・家庭など)には、

そのコミュニティだけの慣習があります。

 

慣習は、

何かの儀式として始まっていたり

必要に迫られて作られたものだったり

自然発生的に決まってしまったり

ということが多いと思います。

 

私が勤務していた事務所にも

びっくりするような慣習がありました。

まだまだ、セクハラやパワハラやモラハラ

という言葉も概念も行き渡っていない

はるか昔のできごとです。

 

そこは、

4人の「先生」と3人の「事務員」で

構成されていました。

「先生」は男性、「事務員」は女性です。

「事務員」は「先生」のサポート役、

書類作成やお遣い、電話番やお茶くみ、

もちろん掃除や先生の私的な用事など

一切合切を引き受けていました。

今思えば、「先生」は「事務員」を

「お手伝いさん」扱いしていたのだが

まあ、それはさておき。

 

お遣いが多い職種だったので、

事務所にいる事務員は一人

という時間がほとんどでしたが、

そこで問題になるのが、電話です。

 

電話は頻繁にかかって来ますが、

先生は絶対に電話を取りません。

電話を受けて取り次ぐのは、

事務員の仕事だからです。

 

事務員一人の時に、

電話がまとめてかかってくると

それはそれは大混乱。

電話口のお客さんを長時間待たせて

怒らせたりするのですが、

まあ、それも良しとしましょう。

 

トイレと給湯室は、

ビルの共用スペースにありました。

 

あるとき、

 

事務員がトイレに入っている間に

電話がかかってきたら困るじゃないか!

 

という問題が提起されたそうです。

もちろん、先生サイドから。

私が就職するずっと以前のことです。

 

そこで

事務所に事務員が一人の時に

事務員がトイレへ行くときには、

 

事務所の扉を全開にしておく。

女性用トイレ入り口ドアを全開にしておく。

個室のドアだけ閉めておくが、

なるべく急いで事務所に戻ること。

 

という申し送り(慣習)があったのです。

これって、今なら完璧にアウトでしょう。

前もって知っていたら、

就職しなかったかも知れません。

 

この慣習は、

コードレス電話が導入されるまで

続いていたのでした。

 

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