テレヘンさん

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    手元に置いて何度も読み返す本があります。

    どちらかというと地味な印象で、

    ひっそりと読み続けられている本が多いかな。

     

    オランダのトーン・テレヘン(Toon Tellegen)さん。

    3年くらい前に「ハリネズミの願い」という作品が

    話題になったので、ご存じの方も多いでしょう。

     

    幼い娘のために物語を書き始めたそうですが、

    子ども向けのファンタジーではなく

    大人の心にも染み通ってくるような

    深い独特のトーンが特徴です。

     

    手に入りやすいのは新潮社の

    「ハリネズミの願い」

    「きげんのいいリス」

    「おじいさんに聞いた話」

    です。

     

    万人受けするわけではなさそうで、

    「大好き!!」と「う〜ん、ちょっと」

    反応ははっきり分かれます。

     

    ハリネズミがくよくよ考えたり

    妄想がどんどんネガティブになって

    「する前からあきらめる」ところなどは

    全く私そのもの!だと思えるし、

     

    優しくてお人好しのリスや

    物知りで複雑なアリ

    深く水底に沈むイカなど

    皆それぞれに悩むのですが、

     

    ちょっと視点を変えたところに

    救いがあるというか、

    その場面を思い描いて

    いろいろなことを考えてしまう

    哲学的な要素もあります。

     

    そういえば高校生の頃、

    読み切れないほどの本を置いてある

    大きな本屋さんがほしい!

    と思っていました。

    紀伊國屋書店新宿本店がイメージです。

     

    あれから何十年かたった今も、

    やはり本屋さんがほしい。

     

    蚕が桑の葉を食べるように、

    座り込んでひたすら読み続けます。

     

    全てを読み終えてしまったら、

    また最初の一冊から読んでみよう。

    何百年でも何万年でも座り込んで、

    本の宇宙に浸っていられそうです。

     

     

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